秋の味覚といえばこれ!というほど、秋の食べ物といえば「さつまいも」です。
寒くなってくる時期に、ホクホク・しっとりとした、アッツアツの焼き芋はたまらないですよね。
この時期になると、芋堀りやご近所さんからのおすそ分けなどで、さつまいもをたくさんもらったりすることもあるのではないでしょうか?
いくら美味しいさつまいもでも、そんなに大量には食べられない!!
でも、ずっと置いておいて、傷ませてしまうのはもったいない!!
ということで、さつまいもをいつまでも美味しくいただける保存方法をお教えします!
常識?非常識?さつまいもの保存方法とは?常温でいい!
さつまいもに限らずですが、野菜の保存方法で一番良いのは、その野菜が育ってきた環境に一番近い状態にしてあげることです。
さつまいもは、本来暖かい地域で育つ野菜です。
寒さに弱く、寒いところに置いておくと、低温によって痛みが発生し、そこから腐ってきたり、カビが生えてきたりします。
なので、温度の低いところ、特に冷蔵庫には入れないようにしましょう。
じゃあ、暖かいところなら良いの?と思うかもしれませんが、それも保存方法という意味では良くないのです。
確かに、さつまいもは暖かいところで育ちます。
ですから、暖かいところに置いておくと、成長が進み、芽が出てきてしまうのです。
芽が出てきてしまったさつまいもは、味が落ちてしまいます。
さつまいもの芽は、さつまいもに含まれるデンプンは養分にして成長します。
さつまいもの甘味は、そのデンプンが糖に変化したものなので、デンプンが少なくなるということは、せっかくの甘味が無くなってくるということになります。
さつまいもを保存するときは、常温(10℃~15℃)が、一番長く美味しく保存できる温度になるのです。
しかも、この温度だと、一番デンプンが糖へと変化するらしく、さつまいもが甘く熟成されていくともいわれています。
注意!さつまいもの保存方法とは?冷凍するとすぐ腐る!
食材の保存方法として、一番に思いつくのは、冷蔵庫・冷凍庫での保存ですよね?
でも、先ほども書いたように、さつまいもは低温が苦手です。
では、室温に置いておけばいいと、冬場の寒い時期に、冷暗所などに置いておくと、さつまいもの表面が冷凍のような状態になってしまうこともあります。
さつまいもを低温の状態にすると、低温障害になって、そこから腐ってしまいますので、さつまいもの保存方法として良くありません。
では、さつまいもの保存方法は具体的にどうしたらいいのでしょうか?
まず、さつまいもは水気を吸うと、そこから弱って傷んできます。
洗ってない、土付きの状態であれば、洗わずにそのまま新聞などに包んで、風通しの良い、陽の当たらない場所で保存しましょう。
もし洗ってしまったら、しっかりと水気を拭き取って、新聞やキッチンペーパーに包んで、一週間以内に食べきってしまいましょう。
料理に使ったときに、半分だけ残ってしまった!というときは、切り口をしっかりとラップなどで覆って、2~3日中に食べきってください。
とはいえ、家によっては風通しの良いところが無かったり、ちょうどいい室温の場所が無かったりしますよね。
そんな時は、思い切って、加熱してから冷凍保存しましょう。
あれ、冷凍はだめじゃなかったっけ?と思われたかもしれませんが、さつまいもは、加熱してしまえば、冷凍保存でも大丈夫なんです。
加熱後の冷凍保存ですので、次に使うときには、時間短縮にもなります。
洗ってしまったけど、当分使う予定がないときや、切ってしまった残りのさつまいもなんかも、蒸すか茹でる・レンジで加熱して冷凍保存しておけば、使いたいときにすぐ使えるようになります。
カットしたり、潰したり、用途によって冷凍しておけば、解凍せずにそのまま料理に使えます。
ちなみに加熱してから冷凍保存するときは、さつまいもの水気をしっかり拭き取ってから冷凍してくださいね。
まとめ
さつまいもの保存方法、いかがだったでしょうか?
さつまいもの保存方法は基本的に常温。切った後は2-3日で食べきると美味しいままいただけます。
加熱してしまったものは冷凍保存でもOKです。
賢く保存して、秋の味覚を存分に楽しんでください。