結婚を機に退職する“寿退社”。
二人の状況によって寿退社を選択せざるを得ない場合も多いのではないのでしょうか?
「お世話になった職場だし、円満に退職したい…」そう考えるあなたへ。
“寿退社のルール”をまとめてみました。
結婚で仕事を辞めるタイミングは?寿退社の常識と非常識
退職日を決める際には、下記のタイミングを考慮する場合が多いようです。
- 会社の規約
→法定では「退職の二週間前に申し出れば問題ない」とされていますが、会社毎に規約として定められていることも多いため、必ず目を通すようにしましょう。
- 繁忙期
→繁忙期に引継ぎ等を行なうとミスが起きやすく、一緒に働いているメンバーや後任の方へ負担が大きくなってしまう可能性も。繁忙期は避けた方が無難と言えます。
- 結婚式の時期
→結婚式の準備は、一般的に式当日の三か月前から本格化していきます。結婚式と退職の時期が近くなる可能性がある場合は、考慮しておくと慌てなくて済みますね。
- ボーナス
→退職するとボーナスは受け取れなくなってしまうため、ボーナス支給の時期も合わせて確認しておくことが多いようです。
寿退社のタイミングで気を付けるべき点とは?
「結婚を機に退職するんだから、祝福されてしかるべき!」なんて考えは危険!
動き方や振る舞い方を間違えると、周りから反感を買ってしまうことも…。
気を付けるべき点を見てみましょう。
退職の意志は3か月前に伝える
新しい人員を募集したり、引継ぎを行なうことを考えると、3か月は見ておくといいでしょう。
また職場で重要なポジションにいる場合は、半年以上前に伝える必要がある場合もありますので、状況に応じて伝える時期を決定することをオススメします。
まずは上司へ報告・相談を行なう
結婚や退職が決まったら、まずは上司へ伝えるのがマナーです。
仲の良い同僚へ一番に報告したい気持ちも分かりますが、「結婚して退職するらしいよ」とまわりまわって上司の耳に入ってしまうと、良い気持ちにはなりません。
同時にSNS経由での報告も、トラブルのもとになってしまう可能性があるため注意しましょう。
上司への切り出し方
込み入った話になるため、「私事でお話しがあるのですが、どこかでお時間頂けますか」と間をとってもらうのがベスト。
上司へ伝える内容として、下記2点は確実に伝えるようにしましょう。
- 結婚の報告
- 退職の申出
結婚式に招待するかどうか
職場のメンバーを結婚式へ招待するかどうか、まずは上司へ伝えます。
上司としても気になるポイントですので、家族や親戚のみで結婚式を執り行う場合も、その旨をしっかりと伝えるようにします。
仕事の引継ぎはしっかり丁寧に
引継ぎの方法は会社によって様々ですので、「後任が誰になるのか?」「どのように引継ぎを行なうのか?」については、上司と相談して決めるようにしましょう。
また引継ぎの資料を作成する場合、誰が見ても分かりやすいものを作成することが大切です。
社内/社外への挨拶
お世話になった社内の方への挨拶は、ひとりひとり挨拶まわりをして、感謝の気持ちを伝えるのがベスト!
その際にお菓子や小物を渡す場合も多いようです。社外への挨拶をどのように行うかについては、上司と相談して決めるのが無難。
会社へ返却するものや受け取るものを確認しておきましょう
会社へ返却する必要があるものや、会社から受け取るものは事前に確認して、慌てないように準備しておきたいところです。
返却するもの
- 社員証や身分証明書
- 制服や事務用品等の貸与物(会社用の携帯やパソコン、資料など会社に所属しているもの)
- 健康保険被保険者証
受け取るもの
- 離職票
- 雇用保険被保険者証
- 源泉徴収票
- 健康保険被保険者資格喪失証明書
- 退職証明書
- 年金手帳
結婚をした後の転職はダメ?!タイミング的に女性のオススメ時期は?
女性の場合、下記のような理由から結婚後の転職はあまりオススメできません。
- すぐに産休育休をとると思われて落とされてしまう
- 転職後1年は育休がとれない場合がある
- 結婚式の準備と新しい仕事との両立が難しく新婚生活が険悪ムードに
結婚後の条件等から、転職の選択肢を広げたい場合は、結婚前に転職を行なう方が良さそうですね!
円満に退職して幸せな新婚生活へ
いかがでしたでしょうか?
円満な寿退社に「これが正解!」というものはありませんが、働き続ける人側に立って考えてみるとふるまい方も見えてくるかもしれませんね。
自分にとって良い方法を見つけてくださいね!